2025年07月08日
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2025.4月~6月 院長講演報告
平素より当院へご来院ありがとうございます。4月~6月にかけての講演報告をさせていただきます。
4月17日から20日に東京国際フォーラムで行われた国内最大規模の眼科学会である日本眼科学会総会にて講演の機会を頂きました。タイトルは「視機能評価の最先端:高輝度コントラスト検査」です。座長を学会総会長でもある新潟大学の福地建郎教授が務められ、同大学の松浦将人先生、慈恵医大の西島義道先生と講師を務めさせていただきました。私以外の先生は皆緑内障分野のご高名な先生で、私は白内障専門医として当院で開発協力を行っているクリュートメディカルシステムズ社のimo vifaにおける高輝度コントラスト感度測定プログラムについてお話させていただきました。視力検査だけでは判別が難しい白内障周術期の評価にコントラスト感度測定は非常に有用で、当院でも多くの患者さまの診療に役立たせていただいています。本講演では当院での臨床知見を基に全国の先生、コメディカルの方にお話をさせていただきました。日本眼科学会総会という国内最高峰の眼科学会だけあり、質疑応答では活発な討論が行われました。
4月25日から28日に行われたASCRS(米国白内障屈折矯正手術学会)にて発表をしました。ASCRSは世界最大規模の白内障屈折矯正分野の学会です。会期中は全世界から1万人規模の参加者が集まります。今回は新発想の視機能評価項目である「瞳孔径による補正を行ったコントラスト感度」について発表を行いました。ASCRSは世界中はもとより国内からは白内障屈折矯正分野のトップサージャンが多く参加します。手術を受けるクリニックの選定にお悩みの方は、このような学会での受賞歴や発表歴があるドクターなのかも参考にするといいかもしれません。今後も世界基準の白内障手術を皆様にお届けするため国際学会での発表は続けていきたいと思います。
6月19日~22日にわたり、福岡県で行われたICL研究会、および日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)に参加いたしました。JSCRSは国内の白内障や屈折矯正手術を専門とする医師、コメディカルが一堂に会する全国学会です。今回は2本のセミナー講師、研究報告一演題、慈恵医大の若手ドクターの指導を行った演題が2演題と大忙しでした。セミナーでは白内障周術期の検査ついてと当院でも好評をいただいている白内障手術と同時で行う低侵襲緑内障手術について講演いたしました。4日間、しっかりと勉強することができました。
学会参加や講演で患者様にはご迷惑をおかけしておりますが、当院では「最新の医療をより身近に」をテーマにあげており、現状に満足せず日々進歩するクリニックをめざしています。研究や勉強の成果は必ず当院の医療に還元することをお約束しております。どうぞご理解の程よろしくお願いします。

